最近耳にする機会が増えたバーチャルオフィスという言葉ですが、実際どういうものかよく知らないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はバーチャルオフィスについて詳しくご紹介したいと思います！

1. バーチャルオフィスとは

バーチャルオフィスというのは、言葉通りバーチャル(=仮想)のオフィス(=事務所)です。
もう少し詳細に説明すると、皆さんが想像するような事務所を実際にビルの中などに借りるのではなく、
その住所を貸し出すサービスです。
そのため、物理的な事務所はありません。

バーチャルオフィスの実際の利用方法としては、新しく起業をする方が登記の際に利用したり、個人事業主が自宅の住所を利用したくない場合に利用することが多いです。

なぜバーチャルオフィスなのかという点ですが、以前は事務所を実際に賃貸で借りることが多かったのですが、クラウドサービスの発達により、実際に会社に出社しなくても良いことが増え、どこでも仕事ができるようになりました。
事業を始める場合、登記をしたり銀行口座を作成する際に住所や所在地が必要となります。
ただ、実際に働く必要のないオフィスを借りるのはお金が勿体ない。
そこでコストのかからないバーチャルオフィスの需要が増えた、という流れになります。
バーチャルオフィスは年々普及が進んでいるというわけなのです。

2. バーチャルオフィスの機能

バーチャルオフィスの無料で利用できる基本的なサービス内容としては下記のものが多いです。

・郵便物の受取、転送
・電話番号やFAX番号の貸し出し
・会議室、打ち合わせスペースの利用

また、有料で下記のようなサービスを提供しているバーチャルオフィスもあります。

・法人登記の代行
・経理や会計のサポート
・補助金や助成金のサポート

3.バーチャルオフィスのメリット

3-1. 初期費用を抑えて住所を利用することができる

こちらが1番のメリットとなります。
通常のオフィスを借りる際は多額の費用が必要となります。
しかし、バーチャルオフィスであれば、高くても数万円で事業用の住所を利用することが可能となります。

3-2. 利用開始までの期間が短い

通常、オフィスを借りる場合は手続きに数日〜数週間必要となります。
しかし、バーチャルオフィスであれば、最短即日で利用できる場合もあります。
スピード感を大事にする事業者には嬉しい点です。

3-3. 一等地の住所を利用することができる

バーチャルオフィスであれば、一般的には賃料が高いエリアの住所を安く利用することができます。
ブランディングの一部として一等地を利用してみるのも良いでしょう。

3-4. 固定電話やFAXの導入が楽にできる

多くのバーチャルオフィスでは固定電話の番号を取得できるサービスを提供しています。

電話番号取得の手続きを省略できます。また、電話受付の代行をしているバーチャルオフィスもありますので、併せて利用するとよりスムーズに事業を進めることができます

4. バーチャルオフィスのデメリット

4-1. 仕事のスペースは別で必要になる

バーチャルオフィスはあくまでも住所のみの貸し出しのため、作業をする場所は別で必要となります。
そのため、打ち合わせ場所などを別に用意する必要が出てきます。

コワーキングスペースやシェアオフィスなどを併せて利用するのがオススメです。

4-2. バーチャルオフィスであることの周知

インターネットで検索するとバーチャルオフィスであることが周知されます。
気にされる方はあまりいないとは思いますが、その点を留意しておいた方が良いかもしれません。

5. まとめ

以上、バーチャルオフィスについてでした！
一部のデメリットを考慮すれば、基本的には便利なサービスであり、起業のハードルを下げることができます。
私共が運営するコワーキングスペース WAY OUTでも住所の貸し出しはしていますので、ぜひご活用頂ければと思います！